2010年09月13日

インタビュー落合瓦工業所

粘土瓦は、直射日光や風雨に強く、品質の劣化が少ないことを学んだよ。
でも瓦が割れたときなど、業者さんはどのような修理をしているんだろう。
今日は、落合瓦工業所の落合社長に話を聞いてきたよ。サンキューブルー。

Q,瓦の修理について教えて。
A,山梨で使っている瓦は、ここ半世紀で大きく変わったんだ。最近の山梨県の瓦は愛知県の三州瓦を使っているんだよ。
でも、昭和40年半ば頃までは地産地消していたんだよ。
昔は、今のように交通機関が発達していなかったので、重い瓦を遠くまで運べなかったんだね。
日本各地に多くの窯元があり、山梨でも瓦は地元の窯元さんが作っていたんだよ。
瓦は100年も保つので、古い瓦を修理する場合には、どの地区の瓦で、いつ頃の瓦か知る必要があるんだ。生産地や年代によって大きさや形が違うからね。
だから、瓦の修理は、どんな瓦でどのような状態かを知らないと直せないんだよ。
本当はお客さんが瓦の状態を説明できると助かるんだけどね。

A,でもブルー達は専門的なことは分からないよ。
Q,そうなんだ、瓦は下からでは見えないし、お客さんが屋根に登っては危ないので登っては駄目だよ。
瓦の使われている場所によっても形が違うので、やはり、業者さんが瓦の様子を見に行く必要があるんだ。
屋根に登るために何種類ものハシゴを用意して行くんだよ。でも瓦屋根ではなかったり、瓦に葉っぱが付いているだけの場合は、がっかりだね。

Q,行かないと分からないのでたいへんだね。昔の瓦でも直せるの。
A,そう、今ではもう山梨の地元では瓦を作っていないので、おじさん達は時代時代の瓦を保管しているだ。
だからいつ頃の瓦か分かれば交換することが出来るんだよ。どうしても形が違う瓦は加工して修理するんだ。

【保管している年代別の瓦】 【年代によるカタチの違い】
瓦ストック(縮小).jpgRIMG1372(縮小).jpg


A,割れた瓦1枚だけ交換するといくらになるの?
Q,「明日から台風が来るから直して」といった緊急な場合など、自分の仕事を放り出して駆けつけるような場合は2万円くらい頂いている。
いつでも良いよ、と言っていただければ1万円くらいで直せるんだ。

A,儲からないね。
Q,そうだね、儲からない。「役に立っていれば、何れ仕事になるかも知れない。」そう思わないと出来ないね。
だから修理を遠慮する瓦屋さんもいるんだよ。でも、手間が掛かるので仕方がないと思うよ。

Q,瓦の修理をお願いするのに、どこに注意したらいいの?
A,瓦を直そうとすると、お客さんにいろいろなことを聞かなければならないんだ。
逆に質問もせずに直そうとしたり、自分の都合で仕事を進めようとする業者さんは注意が必要かも知れないね。
お客さんの質問に、しっかり答えてくれる瓦屋さんが良い瓦屋さんだと思うよ。
金額的に不安だったら、「どんな修理」をして、「幾らの材料」を使うのか、「作業日数」はどれだけ掛かるのかなど、納得するまで聞くのがいいよ。
そうすると、見積が高いか安いか判断できる。そして、高いと思ったらキッパリと断ることも大切だよ。

Q,分からないことはドンドン聞くことが大事なんだね。サンキュー社長。

社長(縮小).jpg【ご連絡先】
落合瓦工業所 社長 落合昌彦
〒400-0331
山梨県南アルプス市下今井473
TEL 055-283-4623
http://www.yamanashi-machitsukuri.jp/ochiaikawara/

山梨県の街づくり広場
posted by ブラウン at 13:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 会社インタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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